COLUMN

社長 鶴田浩のCOLUMN

2020.11.20

リアルスタイルの、「眠り」のカタチ【社長 鶴田浩ブログ】

ステイホームで「家時間」が見直されるとともに、これまで家の中で後回しにされがちだった「寝室づくり」にも目を向ける人が増えています。睡眠の大切さを再認識し、コロナ禍のこれまでにないストレスを軽減するためにも、「質の高い眠り」が求められているのだろうと思います。

 

 

そもそも我々日本人は、「畳に布団」の眠りしか知りませんでした。「ベッド」で眠るようになったのは、ここ100年ほどのこと。

そのベッドの歴史は、欧米のホテルの歴史とともにあり、ホテルでの居心地の良さを象徴する寝心地の良いベッドの開発は、ホテルにとって最重要課題でした。やがて、広い空間と大きなベッドで快適に眠るアメリカ型のホテルが世界のスタンダードとなり、それに伴って、アメリカのビッグスリー(3S)と呼ばれるシモンズ、シーリー、サータのマットレスが世界を席巻します。中でも80年前にシモンズが開発したポケットコイルはマットレスの主流となり、現在も様々なメーカーが数えきれないほどの多様なポケットコイルを作っています。

 

多くの一流ブランドがポケットコイルを採用しているのは、最高の寝心地を追求しているからでしょう。

テンピュール、エアウィーブ、ラテックス、ウレタンと、いろんなマットレスがあって、それぞれに一長一短はあるけれど、本当の寝心地を追求するなら体圧分散が優れたポケットコイルだろうという流れがあります。そして世界中で使われているポケットコイルのほとんどが中国製。ニトリさんのマットレスも、一流ブランドのマットレスであっても同じです。確かにニトリさんのマットレスは研究し尽くされていて、優れたものだと思います。

どこに違いがあるのかはそれぞれですが、僕たちリアルスタイルと決定的に異なるのは、日本の顔が見える職人が仕上げているかということに尽きます。

 

 

ソファやベッドマットなど周りが張り込まれているアイテムは、中がどうなっているのか見えないですよね。

だからこそ、顔が見える日本の職人たちが、丁寧に、繊細に、クオリティを持って作っているものを、自信を持ってお届けしたいと思っています。
「お客様の日々の眠りを預かるマットレスは、国産のオリジナルでやりたい」これは18年前の創業時からの想いです。

国内外のマットレスを勉強する中で出会った下請けメーカーさんと一緒に18年前に開発したのが始まりです。

日本の高温多湿な風土や、日本人の繊細な感覚に合う日本製のマットレスをめざし、苦労して最初のオリジナルマットレスを商品化したのを覚えています。

 

あれからマットレスも進化を遂げており、現在ではコイルスプリングの上にピロートップと呼ばれるベッドパットのようなものが付いて一体化され、さらに快適な寝心地を実現しています。

ただ、従来のピロートップでは羽毛や綿、ラテックスなどが使用されていますが、これがヘタりやすい。しっとりとした寝心地で身体当たりは優しく、気持ち良いのだけれど、ヘタりやすくて型崩れしてしまうんです。

 

 

今回、新たに開発したリアルスタイルのオリジナルマットレスは、ピロートップにも羽毛と同じ体感を得られる微小のミニポケットコイルを採用。300種以上のポケットコイルから質の高い選りすぐりのコイルを組み合わせ、日本の職人による高い技術で仕上げた、日本人のための、日本の風土に合うマットレスが完成しました。これは3Sの高級マットレス以上の出来だと自負しています。

現在開催中のリアルスタイル「ベッドフェア」でぜひ、店頭にてご体感ください。

マットレスだけでなく、オリジナルのベッドフレームやベッドリネンも大幅にリニューアルし、リアルスタイルならではの寝室コーディネートをお楽しみいただけます。

 

リアルスタイル代表取締役 鶴田 浩

2020.11.17

リアルスタイルの、家づくり【社長 鶴田浩ブログ】

前回は、これまで別々に考えていた「土地」とそこに建てる「家の間取り」を同時に考えること、また「住空間」とそこに置かれる「家具インテリア」を同時に考えることで、より豊かな家づくりをする人が増えてきたという話をさせてもらいました。

リノベーションブームが続く中、お気に入りのインテリアショップにリノベーションプランから依頼する人が増えているようです。

その場合、インテリアショップは提携する設計事務所などとチームを組むものですが、リアルスタイルではすべてを社内で完結しています。

 

先日も、リアルスタイルの家具をご愛用いただいているお客様が久しぶりにご来店し、ステイホームで住空間の見直しを考えているということでした。

インテリアのご相談でしたが、弊社が一級建築士事務所であることを伝えるとかなり驚かれた様子。

それなら是非、愛用している家具に合わせた空間設計から任せたいと、有難いご依頼を受けました。

実際にお客様でも、リアルスタイルがオリジナル家具だけでなく住宅や建築設計も手がけていることを知らない方がまだ多いように思います。

 

 

私たちには住宅会社のようにモデルハウスがありません。

けれど、リアルスタイルの店をご覧いただくことで、その雰囲気やデザイン性はもちろんのこと、どのようなものづくりをしているのかをお分かりいただけると思っています。

 

 

リアルスタイルは、「家具をつくるように、家をつくる。」
つまり、家具を造り込むときと同じ繊細な技とこだわりが、空間のあらゆる細部にわたって現れることで、機能性と美しさが際立つリアルスタイルならではの住まいを手掛けています。

細部へのこだわりや仕上がりの精度は、インテリアショップならではの感覚かもしれません。

もちろん、造作家具の完成度は一般的な住宅会社の比ではないと自負しています。

そして他社との違いを最も感じられるのは、できあがった空間に家具を置き、インテリアを整えた時でしょう。

「ここの寸法がもう少しだけあったらな」

「この家具との間に隙間がなければいいのに」

「この色味があれと同じだったらな」

「素材に統一感があればな」

そんなちょっとした違和感も一切感じることのない、“すべてがしっくりとおさまっている”ことの気持ち良さ、心地良さに、改めて住まいの豊かさを実感いただけると思います。

 

 

なぜおさまりが良いのか。それは、住まいを空間からつくり始めるのではなく、家具や手に触れるものから住まいを発想しているからです。

家をハコとして捉えるのではなく、モノから捉えていくことに大きな意味があり、リアルスタイルでしかできない空間づくりになると思っています。

 

もともと日本人は、「家具の中に暮らす」ということをしてきたように思います。

靴を脱いで、床の間や飾り棚、襖や欄間など、すべてがしっくりとおさまるよう繊細に造り込まれた小さな空間に身を置いて、その心地よさを日々感じながら暮らしてきました。

木造、土壁、い草といった身近な素材によって、心地よさを追求してきたとも言えます。

私たちリアルスタイルがめざすのは、そのように空間を造り込むことで生まれる上質な心地よさのある住まいです。

そこに現代のデザイン性を取り入れ、素材を吟味し、こだわりをカタチにする伝統技をもって、「美しく暮らす」ことがずっと続く住まいにしたいと思っています。

リアルスタイルの家づくりに興味をお持ちの方は、ぜひ店頭のスタッフに気軽にお声がけください。

 

リアルスタイル代表取締役 鶴田 浩

2020.6.12

インテリアショップで、リノベーション?【社長 鶴田浩ブログ】

 

 

リノベーションがしたいという時、

まず考えるのは「どの工務店や設計事務所が良いだろうか。」であり、

ここでインテリアショップを思い浮かべる人はあまりいないと思います。

一般的には、リノベーションプランで間取りがある程度決まってから、

「じゃあ、家具やインテリアはどうしようか。」と考え始める。

これは、ある意味で当然の流れかもしれません。

 

かつて、家を建てる時には、まず不動産屋さんで土地を購入してから

住宅会社や建築事務所に家の設計を依頼していたのと同じ流れです。

けれど昨今では、住宅会社が土地から一緒に探して提案することが少なくありません。

家のことを熟知しているからこそ、不動産屋さんにはない視点で土地を選定でき、

北向きの土地や、高低差のある土地であっても、その土地の特性を最大限に生かすことで

ライフスタイルに合った理想の家づくりができるからです。

 

土地と建物を別で考えるのではなく、一緒に考えることで、

効率よく、より豊かな住まいが実現するというわけです。

土地と建物の予算配分が自由にできることも利点のひとつでしょう。

 

 

 

 

同じようにして、

インテリアショップがリノベーションを手掛けることも増えてきました。

間取りが決まってから、その空間に合わせて家具やインテリアを選ぶのではなく、

インテリアを熟知しているショップが、それにふさわしい空間から構築する。

そのショップのセンスや審美眼が発揮されるのはもちろんのこと、

空間設計とインテリアを別で考えるのではなく、一緒に考えることで、

統一感のある、より豊かで上質な住空間が実現するのです。

空間設計と家具・インテリアの予算配分が自由にできることも大きなメリットです。

 

では、

インテリアショップは、どこまでのリノベーションができるでしょう。

一般のインテリアショップでは、設計や施工などについては

外部ブレインとパートナーを組んで進めていくことになります。

そのため、建材や設備、細かい仕様については外部ブレインによるところが大きいわけです。

 

 

 

 

ですがリアルスタイルには、リアルスタイル一級建築士事務所があります。

創業当初から有資格者のスタッフたちにより、多くの住宅やリノベーションを手がけてきました。

というのも、僕自身が建築を専門にしてきたからです。

 

高級住宅を中心とした設計から現場監督まで、

また不動産や税務知識も必要とされる建築プロデューサーの経験を生かして、

インテリアから住空間、建築までをトータルで手がけるリアルスタイルが誕生しました。

家具を造る繊細さとこだわりをもって、

お住まいの細部にわたる仕上がりに高い品質をお約束しています。

リノベーションのご相談は、リアルスタイル各店のスタッフにお気軽にお声掛けください。

 

リアルスタイル代表取締役 鶴田 浩

 

2015.9.25

代表取締役 鶴田浩のブログが新しくなりました!

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