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2020.11.20

お客様からのQ&A ソファ編Ⅲ 【金沢店】

 

皆さま、いつもありがとうございます。

 

 

本日も、店頭でお客様によくご質問いただく内容についてQ&A形式でお話させていただきたいと思います。

 
 
お客様からのQ&A ソファ編Ⅰ

 

 

お客様からのQ&A ソファ編Ⅱ

 

 

に引き続き、今回は、ソファの構造や形についてのQ&Aをお話させていただきたいと思います。

 

 

 
 
読む前と読んだ後では、体感の仕方が変わると自負しながらお話させていただきます。

このブログを読んだ後、ぜひ、店頭でも実際に触って体感していただけますと幸いです。

 

 

 

Q: そもそも、ソファの座り心地の違いってどういった違いがありますか。

 

 

A: ソファの内部構造を知っていただけると違いについて分かりやすいと思います。
座っていただくのが何よりも重要ですが、違いを知って座っていただくとより楽しく体感していただけると思います。

 

 

 

 

ソファは大きく分けて

 

1. 土台となる枠
2. スプリング
3. クッション材

の3つの部分で成り立っています。

 

 

1. 土台となる枠

 
枠はデザインに大きく関わります。
例えば、床にどしっと座ったデザイン、掃除ロボットが通れるような高さのあるデザイン
座面の深さや背もたれの角度などが大きく変わってきます。

 
 
 

2. スプリング

 
こちらが聞き馴染みのないものだと思います。
しかしながら、座り心地には大きく影響がある部分です。
座った時の固さや反発力に大きく関わります。

 
種類は大きく分けて4種類

 
 1) ポケットコイル
 2) コイルスプリング
 3) Sバネ
 4) ウェービングベルト

 
上記以外にもミックスしたものがございますが、基本的にはこの4つです。

 

 
 
 1) ポケットコイル

 
ベッドマットレスでよくみられる、コイルを一つずつ袋(ポケット)で包んだものが並んだ構造です。
独立したコイルが座る人の体形や座り方に合わせて「点」で沈むことで、弾力性が良く体にフィットした座り心地があります。
高密度に配置されているものは、しっかりと身体を支え、長時間座っていても疲れにくいです。
スプリングの中では高価な部類になります。

 
 

 2) コイルスプリング

 
渦状のバネを鉄線で横方向に連結したものです。
上下に反発するクッション性があり、どこに座っても同じ座り心地になる特徴があります。

 
バネへの負担が分散されるため、枠への負担も減り、耐久性が高いです。
ある程度大きさがあるため、座面にボリュームのあるデザインのものが多いです。

 
 

 3) Sバネ

 
S字状のバネを連結させたものです。
最も多く使われているスプリングですが、ポケットコイルやコイルスプリングに比べると弾力性は劣ります。

 
通常は山なりに張ることでへたりを防止しています。
そのため、座面中央は弾力性があり、端にいくと硬くなっていくのが特徴です。
座面を薄くでき軽量化しやすいため、デザインの幅は大きいです。

 
 
 4) ウェービングベルト

 
上記と違って、布製のものです。
クッション性や耐久性は価格帯の差が大きく出やすいです。
座り心地はトランポリンに近い印象を受けます。

 
 

 

3. クッション材

 
書いて時の通り、座面のクッションでございます。
こちらが表面の感触や、座った時の固さの印象に関わります。
同じスプリングでもクッション材が違うと座り心地はかなり変化します。

 

種類は大きく分けて3種類

 
 1) ウレタンフォーム
 2) ファイバー(ポリエステル綿)
 3) フェザー

 
上記以外もございますがほとんどは上記のものです。

 
 1) ウレタンフォーム
 
高密度のしっかりしているものが良いですが、それだけですとただの固いソファです。
低密度のやわらかいものと何層か組み合わせることで座り心地を調整しています。

 
 2) ファイバー(ポリエステル綿)
 
ふんわりとやわらかく、軽いです。
座り心地にもちっとした印象を与えます。
弾力があるものから、フェザーに近しいものなど様々な種類があります。

 
 3) フェザー
 
水鳥の羽毛を使用しており、しなやかでふんわりとした座り心地です。
型崩れを起こした時は、叩いて整えることができます。

 
 

 

価格差は、構造の組み合わせの種類、素材の種類、素材の使用量で変化していきます。

 
同じソファであれば、価格の差は表面の生地によって価格差がございます。

 

 
以上がソファの大まかなソファの構造についてです。
決して覚える必要はなく、ちょっと頭の片隅に置いていただいて、座る時に少し意識しながら試していただけると嬉しいです。
 
 
ソファについてのご説明やご提案をさせていただくことはプロであれば誰でもできます。

 
〝違いを知っていただき体感していただくこと”
これだけは私たちがどれだけ知識を身につけようともご本人にしかできないことです。

 
そこにこそ、家具選びの愉しさがあると思っております。
ぜひ、体感していただき、「何でこういった座り心地なのか」と聞いたり、考えたりして愉しんでいただけますと幸いです。

 
 
 

また、「もっとこういう座り心地がいい」などのご要望もぜひお聞かせくださいませ。
私たちの経験の中から、お客様におすすめのソファをご提案させていただきます。
 
 
 
家具選びは、単なるスペック比較だけではありません。
お客様が心地いいと感じたソファは間違いなく一番のソファです。
 
 
 
ぜひ、暮らしにそっと寄り添うお気に入りのソファを見つけてください。
 
 
 

 

担当:駒井

 

 

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