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2017.3.4

日本伝統工芸を装う壁

 

 

REAL Style HOME 吉祥寺店でリノベーションをご提案できるよう

 

名古屋にはなかった実際に壁面の設えをご覧頂ける小規模ではありますがスペースを設けました。

 

ご提案する仕上げ材の1部をご紹介させて頂きます。

 

<からかみを装う壁>

からかみとは平安の時代、唐から伝わった紙をふすまに貼ったことから、
ふすまに貼る和紙の代名詞となりました。
独特の風合いと温かみを持つからかみの味わいは、重労働を厭わず作り続ける職人の、深い愛情の賜です。
日本建築に欠くことのできないアイテムとしてはもちろん、歴史的遺物も数多く残るふすま文化の主役でもありました。

 

候補600

 

IMG_4469 600

 

 

和紙独特の風合いは年月が経つ程に経年変化として表れ住まい手と共にその表情は変化していきます。

名古屋ショールームにて拝見させて頂いた中でも20年の時を経て鮮やかな青から趣きと深さをましたブルーグレーに

変化したものがありました。(下写真中央)

経年変化した事を伺うまではそういう紙と気づかず純粋に素敵な紙と思いサンプルに貼る紙として選んでおりましたが

話を伺い是非こういったモノをお客様へご提案させて頂きたいと思いました。

日本伝統工芸として昔から受け継がれているモノには理由がありました。

 

住む空間の全体ではなく、目につく部分的にでもこういった豊かな装いが空間にあり、目に入るということは

日々、より豊かな暮らしをもたらしてくれるだろうと思いました。

例えば、和室の壁はもちろんのこと洋空間のTVボードの背面壁や玄関の正面壁、または装飾パネルとして飾ってみたり、

柔らかい雰囲気を漂わせてくれるので寝室のヘッドボード背面壁等も良いかもしれません。

貼り方によっても異なる表情を見る事が出来るのでオリジナルな空間を演出できる事は間違いありません。

 

 

 

REAL Style 一級建築士事務所

 

 

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