ARCHITECTURE

K邸リノベーション

CONCEPT

オーディオを中心にした、心安らげる空間作り。

見晴らしの良い丘の上に建つマンションの最上階で、猫と暮らすKさん。カーペット張りのフロアをフローリングにして、英国製の真空管アンプやプリメインアンプ、ターンテーブルとCD、MD、DVD、チューナーを格納したベンチで、出窓からはるか眼下に見える海を見ながら音楽を聴きたいという要望と、I型の古いキッチンをL型にして、ガスコンビネーションの電子レンジを組み込んだシステムキッチンに替えたいという内容のご依頼でした。食器と大量にあるCDやLPレコードを収納する造作ボードと、200Vに昇圧した電源と、100Vの電路を確保し、複雑な配線を計算したベンチ型のボードを作りました。真空管アンプは、使用すると熱が出るため、フラップアップの扉で放熱させ、ターンテーブルは横に開くフラップアップ扉で、座りながらレコードを操作でき、昇圧のトランスは右下に格納など徹底したやりとりを行い、収納型のテーブルは300kgまでの荷重に耐える金具を使用し、安全面にも気を配りました。ベンチシートの座面は取り外しができ、配線の際の利便性と、将来の座面の張り替えにも配慮しました。

建築概要

リアルスタイル担当
企画/設計/監理/インセットファニチャー(造作家具)
設計担当
後藤寿之
面積
17.8㎡(5.4坪)
竣工
2015年10月
構造
RC8階建て最上階
場所
宮城県仙台市青葉区
施工
リアル・スタイル仙台

その他の設計・施工実績

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